『ソーシャルメディア進化論』の著者・武田隆さんが経営するエイベック研究所では、質の高いウェブコミュニティのシステムやウェブ上でグループインタビューが行える「オンライン・グループインタビュー」という定性調査のサービスを提供しています。
そのオンライン・グループインタビューを、海外にも展開したらどうなるのかという調査結果の報告です。利休の茶室をイメージしたインタビューシステムは、海外でもちゃんと機能し、本音を引き出すことに成功。欧米諸国に広がる「フェイスブック疲れ」という興味深い状況が浮かび上がって来ました。
個人的には、ラテン系の国はなんでも「YES」にチェックするから定量調査があてにならないという話と、日本人は本音と建前をうまく使い分けるからフェイスブックをうまく活用するかもしれない、という話がおもしろかったです。
Works Archive : 2012年9月
ダイヤモンド社書籍オンライン ソーシャルメディア進化論2012
国際調査報告 欧米「フェイスブック疲れ」の全貌
ダイヤモンド社書籍オンライン ソーシャルメディア進化論2012
花王・石井龍夫氏×武田隆氏対談
2015年、ソーシャルメディアと企業サイトの境界は消失する そのときに備えて
『ソーシャルメディア進化論』の著者・武田隆さんと、花王株式会社デジタルコミュニケーションセンター部長の石井龍夫さんの対談。企業とウェブはどうつきあっていけばいいのか、マーケティングのヒントがたくさんつまった対談になっていると思います。1994年頃に他社に先駆けて公開した花王のウェブサイトのトップ画面は、インターネットの歴史の貴重な資料として必見です。「『ささる広告』という言い方がもうおこがましい」という言葉が、花王という会社の真摯な消費者感を表していると感じました。
2015年、ソーシャルメディアと企業サイトの境界は消失する そのときに備えて
全労済 ターニングポイント 〜わたしの転機〜 Vol.4 吉田都さん
ターニングポイント 〜わたしの転機〜、第4回は英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルを務めたバレリーナ吉田都さん。「世界の宝」とまでいわれた才能を持つ吉田さんは、本当に、控えめで、たおやかで、野に咲くすみれみたいな雰囲気の方でした。でも、激しい競争のなかでプリンシパルとしての地位を保ち続けられたのは、まわりが圧倒されるほどストイックに努力し続ける意志の強さがあったからなのだろう、とも思いました。
ダイヤモンド社書籍オンライン ソーシャルメディア進化論2012
福岡俊弘氏×武田隆氏 対談
『ソーシャルメディア進化論』の著者・武田隆さんと、初音ミク界の大御所、アスキー・メディアワークスの福岡俊弘さんの対談。
日本人の言語感覚はTwitterと親和性がある、初音ミクは3つしか公式設定がないからこそ二次創作が広まる、日本は「ものづくり」ではなく「ものづかい」の国、などなど、伝統文化を踏まえた上での初音ミクの考察は「こんな考え方もあったのか!」という発見がいっぱい。日本ってやっぱりおもしろい国だ!と勇気が出る対談でした。