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【書籍】Twitter カンバセーション・マーケティング

Twitter カンバセーション・マーケティング

著:崎谷実穂 解説:鷲田祐一

初の単著が出ました…!
日本でツイッターがユーザーや企業にどのように使われているのかを明らかにした本です。
昔はリツイートの数が1000以上いけば「すごく拡散してる」という感じだったのが、いまや何万単位でリツイートされるツイートを普通に見かけます。そう、ツイッターはいま日本ですごく伸びているんです。企業事例で出てくるスターバックスさんなんて、ひと月ごとに10万弱フォロワーが増えているそう。Facebookが中高年の花園と化したいま、若者に広くリーチできるメディアとしてツイッターの価値が上がっているのです。10代、20代はグーグル検索よりもツイッター検索をよくする、という調査もあります。ツイッターでバズらせ、それが情報番組に取り上げられてさらに拡散するというルートがもはや当たり前になってきています。

私はもともとツイッターのヘビーユーザーで、特にアニメや漫画の情報を得るためだけの2つ目のアカウントをめちゃ活用しております。そのタイムラインを見ながら、リアルタイムでアニメを観るのはすごく楽しい。ツイッターは新しいお茶の間だなーなんて思っていたので(そういうことも本には書いてます)、この本を書けてうれしかったです。ちなみに、複数アカウントを活用するのって日本だけの特徴らしいですよ。鍵アカも。
企業取材もすごくおもしろくて、とにかく物量作戦で攻めるセブン-イレブンさん、仮説検証を繰り返して精度を上げていくコカ・コーラさん、哲学を持って情報発信することが結果大量のフォロワー獲得につながっているスターバックスさんなど、攻め方がぜんぜん違う。企業規模や業種によってハマり方が違うので、独自の方法を皆さん編み出してるんですよね。
メディアやマーケティングに関わる人には役立つ内容になったかなと思っておりますので、ご興味あればぜひお手にとっていただけると幸いです。

2016.8.26

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