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Works Category : Book

【書籍】いつか来る死

『いつか来る死』
著:糸井重里・小堀鷗一郎
発行:マガジンハウス
撮影:幡野広志
装丁:名久井直子
協力:ほぼ日、小池花恵(and recipe)

「72歳の糸井重里が、400人以上を看取ってきた82歳の訪問診療医と『死』を入り口に語り尽くす。」

構成協力しています。
「ほぼ日刊イトイ新聞」上でのインタビューがきっかけとなって生まれた本。初夏の小堀邸で撮影した写真が美しい一冊。感想がたくさん寄せられていてうれしいです。

2020.11.12

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【書籍】独学のススメ

『独学のススメ』
著:若宮正子
発行:中央公論新社

構成協力しています。
81歳でiPhoneアプリの開発を始め、世界最高齢で米国アップルの世界開発者会議「WWDC2017」に特別招待された若宮正子さん。結婚せず銀行で定年まで勤め上げたことも、この世代の女性としては希少なロールモデルとなったのではないか、と思います。

2019.5.10

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【書籍】発達障害を生きる

『発達障害を生きる』

編:NHKスペシャル取材班
発行:集英社

2017年5月に放送された、「NHKスペシャル 発達障害 解明される未知の世界」という番組が本になりました。構成を担当しております。

専門家が解説するのではなく、当事者の声を中心に制作された番組は、放映時に大きな話題を呼びました。例えば、自閉スペクトラム症(ASD)の「感覚過敏」。ASDの方々が聴覚や視覚、触覚が過敏なせいで、日常生活を送るのに困難をきたしているというのは、あまり知られていなかったと思います。
ASDの方がよく言われる、「コミュ障」「空気が読めない」というのも、もしかしたらよく聞こえない・見えないことから起こっているのかもしれない、という分析がされています。(もちろん、共感性が低いなどの特性も関係していると思いますし、感覚過敏のないASDの方もいます)
感覚過敏の「聞こえ方」や「見え方」はどういうものなのでしょうか。ADHDの人が「じっと座って話を聞けない」というのは、本人の頭のなかで何が起こっているのでしょうか。識字障害の人は文字をどう認識しているのでしょうか。そういったことを、最新の研究結果から解説しています。
映像などは文章では完全に再現できていませんが、その分、情報量が増えているので、番組を観た方でも発見があると思います。最終章では、発達障害者の国内外の就職のケースを紹介しています。
ご興味ある方はぜひ手にとってみてください。

2018.4.26

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【書籍】ネットの高校、はじめました。新設校「N高」の教育革命

『ネットの高校、はじめました。新設校「N高」の教育革命』

著:崎谷実穂
発行:KADOKAWA

2冊目の単著が出ました。

ドワンゴとKADOKAWAがつくった通信制高校、N高等学校がいかにおもしろく、先進的な学校かということを書いた本です。沖縄の伊計島にある本校にも行きました。表紙のカッコいい建物は、校舎なのです。
校舎もさることながら、N高は生徒も授業もとても魅力的です。Slackでホームルームをしてたり、ネットで部活をやったり(しかもそれで強くなってる)、学校生活も楽しそう。個人的には、不登校だったけれどN高で大きく変わった生徒についてレポートしている2章が好きです。また、通信制高校は不登校児の受け皿として機能している面があるのですが、その枠を超えたすごい子たちがN高を選びはじめているところにも可能性を感じます。
創立までのストーリーも、ドラマチックです。なんせ、ドワンゴ川上量生会長がビジネスのスピード感で高校を立ち上げようとしたのだから、現場は大変。行政も口あんぐり。なんだかこの辺、APUの取材でもあったな…認可がなかなかおりないとか…と思って聞いておりました。しかもなぜか、N高の校長先生とAPU副学長の今村さんの顔が似ている。そう考えると、『ニコニコ哲学』『混ぜる教育』といった仕事があった上でこの本を書くことになったのは、必然もあったのかなと。

題字は見たらわかるように、鈴木敏夫さん。『混ぜる教育』のときは糸井重里さんに解説を書いていただいたし、このお二人がいればジブリのポスターが作れる…と思いました。いろいろ恵まれております。感謝。

2017.4.14

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【書籍】これからの僕らの働き方

 

これからの僕らの働き方 次世代のスタンダードを創る10人に聞く

編:横石崇

cakesで連載していた働き方インタビューを一冊にまとめた本。文章構成を担当しています。
こうして並べてみると、本当にバラバラな職業・働き方の皆さんがそろったなと。政府が「働き方改革」を進めていることもあり、働き方についていろいろな議論がなされていますが、この本ではこんないろんな仕事・働き方があるんだから、型にはめて苦しくならなくてもいいんだよということを伝えたいです。
プー太郎から(すみません)今をときめくクリエイティブチーム ライゾマティクスを立ち上げたり、映画音楽カルチャー大好き学生からクリエイティブを支援する法律家になったり、国内メーカーからグローバルデザインファーム行ったり、自分で立ち上げた有名メディアの編集長辞めて勉強家になったり(それでもぜんぜん食える)、NPO代表と正社員掛け持ちしたり、高専時代からずっとロボット作ってたり、なんでもありなのです。読んだ人が、ひとつでも「あ、こういうふうになりたい!」という働き方を見けられたらいいなあ。大学生など学生さんにも手にとってもらいたい1冊です。

2017.1.24

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