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Blog Archive : 2012年2月

「このPC、女子力低いね」

フリーランスになって、PCを持ち歩く機会が増え

いままで直面しなかった問題にぶち当たった。

 

打ち合わせ先のカフェで、シェアオフィスで、

MacBookAir以外のPCを広げることがこんなにためらわれるとは!

そういう場所にMacじゃない人なんてほぼいない。

Windowsのシェアは90%以上のはずなのに、

ノマドが集まるところではそれが逆転している。

 

なになに、みんなおしゃれぶってるの?! と

無用な反感を抱いたこともあったけれど、

購入して、その理由がわかった。

 

薄くて軽くて便利だからだ。(うわあ当たり前)

最適化したら、ここに行き着くんだなと

すとんと納得してしまった。

 

ひとつすごいと思ったのは

トラックパッド(マウスの代わりをするタッチパネル)が

ぜんぜん入力の邪魔をしないこと。

これまで使っていた某国内メーカーのノートPCは

キーを打っているときトラックパッド的なところに手が当たると

勝手に反応していちいち文字入力が中断されていた。

よく考えたら変なデザインだ。

でも、使っているときは「そんなものか」と思っていた。

そういう、ほかのノートPCでなんとなく見過ごされてきた不便を

アイデアとこだわりですみずみまで解消してあるのが

MacBookAir。

 

それでも

「まあ使えるし、わざわざもう1台買わなくても……」

と購入をためらっていた私に、とどめをさしたできごとがあった。

仕事でちょくちょくお邪魔している「ソウ・エクスペリエンス」の取締役

山本一造さんにいわれたこのひとこと。

「うわ、このPC、女子力低いね!」

ああ、もっさりしててダサい、重い、使いづらい……

以前使っていたPCにまつわるイケてない感じを

ものの見事に言い表されてしまった。

 

フリーランスは会社のブランドがないだけに

自分にまつわるもので、仕事の方向性やセンスを表現する必要がある、と思う。

ただただ、安い(オフィスも入って50,000円だった)ゆえに買ったPCを

使い続けていると、それが自分のイメージになってしまう。

使っているものも私の一部。

そういうわけで、購入に踏み切った。

11インチの128GB、128,000円。

いまのところまったく後悔していない。

2012.2.16

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目をつぶって走ろう。

dokuritsu_oshirase

 

1月末で広告制作会社を退職し、フリーランスのライター・編集者になった。

書籍の編集ライターを目指す、と決めたのがフリーランスになった理由だ。

どうしてそう考えるようになったのかは、後日書くとして、

フリーランスになった、というと「勇気があるね」といわれることがよくある。

 

いやいや、私は勇敢ではない。どちらかというとビビりだ。

転職活動をした末に

書籍の編集もライティングも経験するにはフリーランスになるしかない

という結論にいたったときも、

こわくてこわくて、歩きながら泣いた。

でも、やりたい仕事に舵を切るにはこのタイミングだ、

という衝動に引っ張られて、気がついたら辞表を出していた。

 

どん、と背中を押されて

目をつぶったまま走りだしたようなものだ。

目指す方向だけを決め、不安に足がすくまないよう、ひたすら。

走り始めて気がついたのは、

仕事のあてもなくフリーになるなんて無謀なことをすると

手を差し伸べてくれる人がたくさん現れる、ということ。

 

このサイトをつくってくれた北田荘平くんもそのひとり。

彼は中村勇吾さん率いるtha ltd.で修行した後、26歳で会社を立ち上げ

現在はau「INFOBAR」OLYMPUS「PEN」などのサイト制作を一任されている。

緻密な技術とデザインセンスを併せもつ稀有なWebデザイナー/エンジニアだ。

 

冒頭の画像はお世話になった方に送る「独立のお知らせ」カードで

これまたすてきな方がデザインを引き受けてくれた。

NHK Eテレ「デザインあ」の人気コーナー「解散!」や、

離島経済新聞の紙版「季刊リトケイ」のアートディレクションを担当している岡崎智弘さん

呼吸するようにアイデアを出す、天才肌のデザイナーだ。

 

2人ともフリーになることを相談したら、快く協力してくれた。心から感謝しています。

 

ほかにも、たくさんの方々に支えられて、

フリーランスとしての生活が少しずつ動き出した。

本のお仕事をいくつかと、Webや雑誌のインタビュー記事など

どれももったいないくらい、おもしろいお話ばかりいただいている。

手がけた仕事は、少しずつここで発表していく予定だ。

これからは、会社ではなく、私の名前で仕事をしていく。

それはとてもシンプルで、きびしくて、最高に清々しいことだと思う。

2012.2.6

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