独立時に撮った写真。ノートにメモをとることはほとんどないですが、ライターっぽいかなと
独立して1年4ヶ月ほど過ぎました。
「フリーランスのライターです」と自己紹介をすると、
かなりの確率で「どうやって仕事をとってくるんですか」と聞かれます。
なので、それについて書こうと思います。
どうやって仕事をとってくるのか。
答えは、
「待ってるだけで、次の仕事の依頼がくる」
です。
うわー怒られそう。そんな甘いもんじゃねえってしばかれそう。
でも、ありがたいことに、現状はそうです。
フリーランスになると決めたときは、一つしか仕事のあてがありませんでした。
しかし、高校の弓道部の同級生や前々職の同期、親友の母の教え子、
飲み会で知り合った編集者さんなど、さまざまな知り合いのつてで
気がついたらたくさんの仕事を依頼していただけるようになりました。
まったく知らない方からソーシャルメディア経由でご連絡いただき、
そこから仕事のお付き合いが始まることもあります。
どうしたら、知り合いのつてで仕事が途切れず入ってくるようになるのか。
うーん。
一つひとつの仕事で成果を出してつなげていくのはもちろんなんですが、
仕事を依頼してくれるような知り合いが、もともといるかどうかも大きいですよね。
それはもう運としか言いようがないのかもしれません。
……という結論では、何の参考にもならないエントリになってしまうので、
もうちょっと分析してみます。
よく考えると、同じ大学の人から依頼された仕事ってないんですよね。
母校の卒業生はかたい職業につく人が多いので、
編集や広告に携わっている同期はほぼいないような気が。
クラスメイトも公務員や教員、あとは大手銀行などに就職していました。
前職のつてもないです。
(前職時代に取材で知り合った方のつてはあります)
前職は取引先がほぼ1社だったので、外部との付き合いが少ない職場でした。
つまり今の私は、
主に高校時代と前々職(人材系のベンチャー企業)時代のつてで仕事をしているということ。
高校は自由な校風だったからか、卒業生はかなりいろんな進路をたどっています。
札幌の高校でしたが、東京に出てきている人がほとんどです。
前々職では、外部のコピーライターさんやデザイナーさんとも仕事をしていましたし、
クライアントもたくさんいました。おまけに、独立した社員もたくさんいます。
やっぱり編集・広告ライターの仕事は、ベンチャーやフリーランスで仕事をしている人の
まわりに多い気がします。個人からいろんなリンクがつながっているからでしょうか。
いわゆる大企業の周りにはライターの仕事があまりないような……。
あっても、依頼はそこの社員からではなく、
その企業とつながりのあるフリーランスの方、または制作会社から来ることが多いです。
あ、出版社は、大手でもライターへの仕事があります(当たり前か)。
仕事ってあるところには、固まってあるんですよね。
どこに書き仕事があるのかを見極めて、そこにいる人とつながりを保ち、
自分がフリーでライターをしていることを、ソーシャルメディア上で発信しておく。
そうすれば、自ずと仕事が入ってくるのではないでしょうか(甘いかな)。
そして、ひとつの仕事で結果を出せば、芋づる式に次の仕事につながっていきます。
昨今、ライター業は食えないという記事を見かけることが多いです。
でも、私の実感としては、書く仕事のニーズはめちゃくちゃたくさんあります。
学生からいきなりフリーランスのライターになるのはおすすめしませんが、
ジャンルを選べば、充分食っていける職業だと思います。